2009年09月05日

くるみ割り人形ではじけるフルートさんに、アニハーノフさんの力を感じた日

本日はアニハーノフさんの魔法の手、および華麗なる舞を見に、もとい、
マエストロ アンドレイ・アニハーノフ指揮によるニューシティ管弦楽団の定期演奏会を聴きに行ってまいりました。

諸事情というかわたしの方向音痴のせいでなんと遅刻してしまい(・・・・・・)

電車の中で「ルスランとリュドミラはあきらめるけど(泣)、白鳥の湖だけは間に合わせたい!!!」と念じておりました。

ええ、アタクシ何を勘違いしたか、本日のプログラムは
序曲「ルスランとリュドミラ」
アニハーノフ編曲「白鳥の湖」
ラフマニノフ「交響曲第2番」
だと信じていたんです、もうここずーーーーっと。

ですから、3階席までダッシュしてロビーのモニターのぞいたら
「・・・・・ん?スパニッシュ・カプリス????」
そう、スペイン奇想曲が流れていてそこで思考停止、やや力が抜けてしまいました。

コンサートの感想はまたゆっくり書きますが、
2部のラフマニノフのときも撤収されなかったハープ2台を見て、ちょっと期待はしていました。
もしかしたら、もしかするかも。。。。
アンコールで、もしかしたら、、、、って。
わたしの勘違いしていた「ルスランとリュドミラ」で怒涛のアンコール演奏をし、
さっそうと退場するのも格好いいけども、もしかしたらあの名曲をやってくださるのではないか、と。

アンコールでアニハーノフさんの腕がふ〜わりと舞ったとき、
そしてあのハープのやさしいメロディ、
チェロのただただ音階を下降するだけなのに、至福を感じるくらい美しい主旋律が流れてきたときは、涙すら出てきてしまいました。

わたしはここのオーケストラの実力を云々するほど、ここを聴きこんでいないどころか、
このオケを聴くのは初めてです。
もちろん彼らが日本の高等音楽教育を受けてきたエリートで、
まがりなりにもプロだからある水準以上なのは当然だと思いますが、
差音がびしばし感じられるような驚異的な演奏、、、、ではなかったです。
(オケで差音は、差音それ自体が主観的な音だから、そういうものを求めるのはちょっと間違いかもしれないけども、オケからでも差音がびりびりくることもあるんですよね。)
史上最高の名演だとか、演者畢生の名演奏だとか、そういうものがそんなに簡単に起きるわけがない、それは仕方のないこと。


それでも、アンコールの「くるみ割り人形」のグラン・パ・ド・ドゥのアダージオは、
私の聴くほうの期待にもよるかもしれないし、アニハーノフさんというフィルターがかかっているからかもしれないけれど、、、
良かったです〜♪(もちろん「白鳥の湖」も「交響曲第2番」もすっばらしかったですが、それはまた今度。)

演奏そのものもよかったですし、演奏している人たちの姿勢みたいなものがね、熱くて素敵でした。
ラフマニノフでは最終楽章の出だしでちょっとバテてきたように見受けられ、
「がんばれ!」と思ったんですが、「くるみ」は熱かったわ〜。
この熱さがはたしてこの曲の解釈として正解かどうかはともかく、
とても感動的なアンコールでしたし、
アニハーノフさんの舞にこたえるかのように、フルートさんが大熱演、
トゥッティのところでは半腰で身を乗り出してアニハーノフさんの鏡面みたいにめちゃ踊ってました。。。。。
ここでかっとばし気味なのを「こらこら」という方もいるやもしれませんが、
なんか、マエストロの情熱が、オケの団員にちゃんと伝わっているみたいで、
そしてそれは別にフルートさんだけではなくて、ほかの皆さんだってそうだったと思うし、嬉しい気分でコンサートに行ってよかったなあと思いました。


そう思うと、遅刻が本当に悔やまれますのう。。。。
スペイン奇想曲の最初ほうの派手にぶちかます
「ズ ッチャーーーン チャラリララー」を聴きたかったもんです。

まあ仕方ない、これぞ自己責任。
posted by おロシア人 at 21:58| Comment(6) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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