2010年04月14日

ダンチェンコ 「オープニングガラ」2010年4月13日公演 感想そのB

休憩はさんで
『石の花』
群舞のみでしたが、いやもー、素っっっっ晴らしかったですね〜。
これこれ、こういうのを観たかったのよね〜。
感無量。
プロコフィエフの不協和音に載せて、怒涛のテンションで踊りまくる
「文句あっか、これがロシアだ〜」というグリゴロ版のよくも悪くも物量作戦。
はー、眼福。。。

考えてみればワタクシ、「石の花」はビデオで死ぬほど観ているけれども、
一度も生では観たことがないのでした。
これってものすごく不幸なのかもしれない。。。。
スケートや日本でのバレエを少し我慢すれば、
ロシアで観られる作品がたくさんあるんだろうなあ。
わかっちゃいるんだけどなー。

そしてキーロフ版もボリショイ版も何度も観たけれども、
やっぱりモスクワ系のバレエ団で観たいよな、って。
今回ダンチェンコでほんの少しでも、その片鱗に触れられて幸せでした。

余談ですが、プリセツカヤの舞踊生活50周年記念公演で、
ボリショイの圧力でセミゾロワとミハリチェンコが来日できなかったのは、
本当に今更ながら、悔やまれます。
あの時「銅山の女王とオデット来ないんだ、、、」と呆然としたのを今でもはっきり覚えていますから。
セミゾロワの銅山の女王を見た時、
「こういう衣装(総タイツ)を着て踊るのを許されるのって、こういう人なんだな」と、ある意味、ヨーロッパ文化の絶対的な美の基準みたいなもの、
当時の日本ではまだまだ届かなかったような、そういうものをたかがビデオでも感じたんですよね。


『グラン・パ・クラシック』
泣けた。。。。
ゴーシャすごかった。。。。
上手いのはもちろんなんだけども、なんだろうね、
失われたソ連の伝統というのかね。。。
今こういう踊りをできる人って、少なくなってしまっているけれども、
でも、失われて欲しくないですよね。。。。。

「こういうふうに見せましょう」という雑念が全く見られず、
ほんとにそこにあるのは踊りそのものの美しさ。
そして女性サポートの上手さ。
ため息ものでした。
なんて言ったらいいのかなあ。
謙虚というか誠実というか。


そりゃーこういうものをチュージンに求めてしまうのは酷だよねー。
頑張れチュージン。君はまだ若い。

金子さんもよかったよ。
ふんわりおっとりしているようで、決めるべきところはしっかりきっちり決めているし。
グラン・パ・クラシックの女性役に求められるある種のタカビーさは足りないかもしれないし、
ゴーシャと踊ると「先生と生徒」だったかもしれませんが、
でも発表会にはなっておらず。
かわいらしい野菊やガーベラちゃんのような、たおやかさが好印象。
これがカトレヤはローズさんクラスになれば万々歳ですね。
最後のコーダのスタートのところで一瞬足が滑りかけたのを、
しれっと持ち直してしまう強靭さもあって感心いたしました。
素晴らしかったです。


で、これを観終わった時点では、
「ラストのドンキはバジル祭りで、ゴーシャはたぶんソロは踊らないんだろうな。
でもこんなに素敵なパ・ド・ドゥを観られたんだから、
もう、これ以上望んでは罰が当るな」
と心は満たされておりましたです。


でも人間はわがままですから(苦笑)
ドンキの時にはすーっかりそんなことは消し飛んでしまい、
クジミンが出てきたときには、彼には全く罪はないのに、
「座布団投げるーーーー」という心境でした。

いけませんね。
ゴーシャの踊りのように「謙虚に誠実に」いきたいものです。


続きの感想はまた明日、、、、は無理か、
(明日は 仕事→エスメラルダ→夜行バス→仕事直行 ですので)
明後日以降に。。。

こんなんでエスメラルダや、白鳥3連発こなせるのかしら(笑)
posted by おロシア人 at 23:31| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダンチェンコ 「オープニングガラ」2010年4月13日公演 感想そのA 追記あり

『パキータ』
パキータはパキータじゃーなかったですねー。

のっけからこんなのでは失礼ながらも、、、、、、

いやほんと、笑っちゃだめですが、
もう、どうしましょうよ、この運動会なパキータ!
とツッコミを入れざるを得ませんでした。

まず幕が開いてあの背景にどびっくり。


あれ、普段もああなんでしょうか。。。。。
素晴らしく不可思議な美術といいますか、逆に新鮮といいますか、
あれを理解できないわたしがいけないのか。。。。。


まあ背景はさておき出てきたコール・ドの方々は普通にパキータな感じのゴールド基調のお衣装。
「きた、きたよ、パキータだよぅぅぅぅぅぅぅ」
とこちらの期待が高まります!


んが!


なんといいますか、、、、元気がよすぎるというか、、、、
えいや!そいや!って感じといいますか、、、、、


え、エレガントじゃない。。。。ボソ。


そうね、ダンサーも来日直後で本調子じゃないかもしれません!
先入観はいけません!
心の目で観なくては!


心の目で観たけれど、、、、、どうしてもあのパキータはいわゆるパキータではなかった!(断言)
背景はこの際どうでもイインデス!
踊りそのものがパキータじゃなかったです!

以上、終わり!


ではいけませんなー。
えーと、パキータ役のセメニャチェンコは、まだまだ若い女の子。
ちょっと気負いもありましたが、頑張ってました。
しかしですな。
キーロフの映像がデフォであり、
マールイの華やかさを見慣れた目ですと、いまひとつ足りない。
しかも、ヴィカ・テリョーシキナ&ルジという強烈な記憶もまだ新しいしなあ。
難しいね、パキータって。
こうも純クラシックだとね、ごまかしきかないから。


というか、彼女が出てきたとたん

「カーチャ日本に来てたのか?」と思うくらいに大きかった。。。。
チュージンがですね、そんなに大柄ではないかもしれませんが、
彼だって決して小さくはないはずで、
それにしても、最近の女の子はみんな長身だなあと改めて思いましたです。

でもね、一生懸命オープニングのトツプバッターをつとめようという感じは可愛かったですねー。
もうちょっと華やかだったらなあ。惜しい。
これからどんどん良くなると思います。

舞台が進むにつれてだんだんよくなっていき、パキータのソロではなかなか素敵だったので、「白鳥の湖」には期待したいです。
なにしろ、、、ゴーシャと踊るんだからさ。。。。



ああもう時間切れ。。。
残りは帰宅後に書き足します。。。


(以下4月14日帰宅後追記)

パキータ役のセメニャチェンコと他のソリストは濃いオペラピンクというのか、赤紫というのか、そういう衣装。
セメニャチェンコだけは少しゴージャスな感じでしたが、
もう少し他の女性ソリストと差があるほうがよかったんじゃないかなあ。
あれだと普段バレエを観ていない人は「誰が誰だかさっぱりわからん」だったと思います。
あ、ワタクシ、22列目の中央ブロックの左端だったんですが、
そこって招待客も多いゾーンなのですね。
で、バレエを普段からご覧になっている方も多いのですが、
どーも違うよな。。。。。という層もかなりいました。

男性二人のソリストは白タイツにトップは女性ソリストと同じ系統の色
リュシアン役のチュージンは真っ白白でしたねー。
(そしてガラ最後のドン・キのときもコレを着てました)


さてさて、最初のえらく元気な女性コール・ドの次に
真打登場〜!というオーラでご登場してほしかったけども、
その色できましたか!!!!というパキータ。
いや、真紅&ゴールド系とかなら違和感なかったんですけども、
ちょっと不思議な感じでした。
セメニャチェンコはやや、最初はもたついた雰囲気でしたが(あ、決してぐらつきがあったとか、目に見えてミスがあったとかそういうわけじゃないんですが、たぶんもっときれいに踊れるはずだろうな〜、という感じがしました。)
そつなくこなしていました。

ここらへんはマリインスキーの昔のビデオとか(マハリナやレジュニナとかの出ているやつ)、マールイの豪華プリマ共演版を見慣れちゃっているのと、
それからヴィカ&ルジの印象と、
そしてどうも頭の中に「パキータだし、ここは当然ソーモワかレドフスカヤでしょう」という先入観があったみたいで、
(なんとなくセメニャチェンコはソロを踊って「あのソロの子素晴らしかったね!」というパターンなのかな〜、、、という筋書きがアタクシの頭の中では出来上がっていたみたい)
そんなんだったから、ちょっとセメニャチェンコには悪かったかもです。
ごめんね。
次の白鳥はまっさらな気持ちで観るからさー。

パキータみたいなのでど真ん中と踊るのって、
やはりすごいオーラが必要だと思うんですよね。
観ているこっちは「大輪の華」というのをついつい求めてしまうし。
で、きっとそういうのは、これからどんどん「真ん中の人」を経験していくにあたて、育つと思うので、これからに期待です。
それでも他の女性ソリストが踊るのを観るにつけ、、、
「セメニャチェンコは確かにこの中では上手いじゃんか、文句言ったら駄目ですなあ。」と思った次第。

えーと、第1ヴァリのお姉さん、いつ転ぶかハラハラするような姿勢で舞台を進んでくれましたが、逆にあれで転ばなかったのはすごいのか?

他のソロの人たち、たぶん顔と名前が一致していたら、もっとわたし楽しめたと思うのですが、
なにしろ前回の来日を見逃しましたし、
きちんと知ってるダンチェンコの人って、キリーロフ、ザバブーリン、チェルノブロフキナ、クラピーヴィナ、、、って、今回来てない人ばかり。。。
あ、キリーロフは来てるんだっけ!

個人的には2人組みで踊るコール・ドの人たちのちっちゃいソロ、
その最初の組のほうの、下手側の女の人の明るい雰囲気が好きです。
この踊りもとっても元気溌溂な感じで、エレガントではなかったですけども、
まー、これがきっと彼らの芸風なんだよね。

そういう中で観たセメニャチェンコのソロは、メドーラのヴァリでよく使われる明るい曲で彼女にぴったり合っていて、最初のアントレの時より彼女も身体がのってきている感じで素敵でした。
が、このとき招待客の中で気分が悪くなった人がいたみたいで、
取り巻きさんを含めて数名が途中退場され、、、
そんなことがワタクシのすぐ目の前で繰り広げられていたので、
セメニャチェンコの踊りは全部は観れなかったのでした。
こればっかりは仕方ない。残念無念。

男性二人のソロは左右ミラーでシンクロした踊りで、
ちゃんと破綻なくザンレールやらいろいろ着地もピタリで、
美しい。これぞモスクワのきっちりカッチリした踊り。
これを観てしまうと、あのマールイのライモンダでの、恐ろしかったグランパ若手男性総崩れ(ヤフニューク以外)を思い出してしまいました。
ラインもエレガントさも大事。
でも足捌きも大切です。
ダンサーって大変ね。

最後に忘れちゃならないセミヨン・チュージン。

技術は素晴らしいものを持っていると思いますし、
大柄なほうのセメニャチェンコをきちんとサポートしているところは良かったです。
ただ、やっぱり「トップバッターだし、オレがここは頑張らねば」という気負いがあったのか、ちょっとナルシスティック?自分の技術によっちゃってたかなあ、という雰囲気もあったかも。
いや、文句なしにブラボーなテクニックだったと思うんだけども。
どうせナルちゃんならば、マラーホフくらいなりきってくれてもいいのですが、
そこまではいっておらず。
たぶんいい人なんでしょうねー。
「見て!見て!オレ凄いでしょー!」と自分の持っているものを全部出し切ってくれるタイプなんじゃないかな〜。
その出し方が、受け付けない人もいるかもしれませんが、
会場はとても盛り上がっていました。
だって、テクニックは確かに凄いものを持っているんですから。
彼もまだ若い男の子。今後に期待したいです。
posted by おロシア人 at 14:00| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダンチェンコ 「オープニングガラ」2010年4月13日公演 感想その@

行ってまいりました!
と〜っても楽しかったです!
そしてうかうかしている間に買い逃していた17日大本命の昼間の白鳥のチケット、さきほどようやく手配。
結局2階席。。。
いいんです。。。。一目だけでもゴーシャを観られれば。くすん。

昨日のお目当てはもちろんゴーシャこと、ゲオルギ−・スミレフスキーと
ナタリア・レドフスカヤ
年齢的に言っても、ダンサーとしての成熟度においても、1回1回の舞台がカウントダウンかもしれない彼ら、とにかく日本に来てくださる以上、見逃すわけにはいきませぬ。

それから初見のナタリア・ソーモワ。(マクシム・マリニンの奥様ですね)
これまた初見のセミヨン・チュージン。

ではではまず昨日のプログラムです。


スタニフラフスキー&ネミソロヴィチ=ダンチェンコ記念
国立モスクワ音楽劇場バレエ
「オープニングガラ」

2010年4月3日(火) 19:00開演 Bunkamura オーチャードホール
管弦楽 国立モスクワ音楽劇場管弦楽団


最初にロシア側のおじさまと、日本側からはロシア大使のご挨拶
第1部
『パキータ』

音楽:レオン・ミンクス
振付:マリウス・プティパ
改訂振付:ミハイル・ラブロフスキー
演出:セルゲイ・フィーリン
指揮:アントン・グリシャニン

パキータ:マリヤ・セミニャチェンコ
リュシアン:セミヨン・チュージン
ドミトリー・ハムジン セルゲイ・クミジン
マリヤ・クラマレンコ アンナ・ヴォロンコーワ
アンナ・ハムジナ エリカ・ミキルチチェワ
国立モスクワ音楽劇場バレエ団コール・ド・バレエ


休憩20分

第2部
『石の花』より

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:ユーリ・グリゴロヴィチ
指揮:フェリックス・コロボフ

国立モスクワ音楽劇場バレエ団コール・ド・バレエ

『グラン・パ・クラシック』
音楽:ダニエル・オーベール
振付:ヴィクトル・グゾフスキー
指揮:アントン・グリシャニン

金子扶生(Fumi Kaneko) ゲオルギー・スミレフスキー

『ジゼル』
音楽:アドルフ・アダン
振付:マリウス・プティパ
指揮:アントン・グリシャニン

ジゼル:ナタリア・レドフスカヤ
アルブレヒト:セミヨン・チュージン

『ロマンス』
音楽:ゲオルギー・ズヴィリードフ
振付:ドミトリー・ブリャンツェフ
指揮:フェリックス・コロボフ

イリーナ・ベラディナ ロマン・マレンコ

『ゼンツァーノの花祭り』
音楽:エドゥアルド・ヘルステッド
振付:オーギュスト・ブレノンヴィル
指揮:アントン・グリシャニン

ガリーナ・イスマカーエワ 奥村康祐

『悲しみの鳥』
音楽:モーリス・ラヴェル
振付:カシヤン・ゴレイゾフスキー
ピアノ:アンナ・マリシェワ

マリヤ・セミニャチェンコ

オペラ「ファウスト」より『ワルプルギスの夜』抜粋
音楽:シャルル・グノー
振付:ミハイル・ラブロフスキー
指揮:フェリックス・コロボフ

ナタリア・レドフスカヤ
ミハイル・プーホフ(レドフスカヤのリフト役)
セルゲイ・マヌイロフ(マッチョな鬼ちゃん)
ドミトリー・ハムジン(途中のソロ)
   ()内は某ダンサー大好きさん情報。ありがとうございます。ペコリ。
国立モスクワ音楽劇場バレエ団 コール・ド・バレエ

『ドン・キホーテ』
音楽:レオン・ミンクス
振付・演出:アレクサンドル・ゴールスキー
指揮:フェリックス・コロボフ

キトリ:ナタリア・ソーモワ
バジル:ゲオルギー・スミレフスキー
バジルのソロ・ヴァリアシオン:セルゲイ・クジミン
バジルのコーダその1:セミヨン・チュージン
キトリの友人:誰?
キトリのソロ、キトリのコーダ:ソーモワ
バジルのコーダその2:ゴーシャ、チュージン、クジミン
国立モスクワ音楽劇場バレエ団
posted by おロシア人 at 13:07| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オープニングパーティー



オーチャードのビュッフェラウンジで行われました。

当然。。。。。すし詰め状態でした。。。。。

ダンサー&オケほぼ全員はもちろんのこと、
関係者各位やら招待客がごっちゃり。。。。

あんまりお料理は食べられず、ワインをたくさん飲んでしまったワタクシ。(←駄目じゃん)


とりいそぎ一枚だけお写真を。
(ほかのダンサーも撮りましたが、その方たちにはまだブログに載せていいか許可いただいていないので。)



posted by おロシア人 at 13:00| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ちょいと寝る

パーティーを中座し、夜行バスにて4時45分に静岡に着きました。
そこから家まで歩いたのですが、普段は同じ時間に家を出て駅へ向かっているわけで、なんだか全く逆で笑えました。
木曜日のエスメラルダの後も夜行バスですが、金曜日の朝は早番だから、そのまま出勤だわね。。


家に着いたら鍵が閉まっていて切なかった泣き笑いけども、なんとか入り込み、お風呂でホッと一息。
ちょっと寝てから今日の午後からの仕事に備えます。

文化フェスティバルのオープニングパーティーについて書きたいけども、とにかく一度寝ます〜。


ああ!それにしても、頭の中はワルプルギスとグランパクラシックとドンキと石の花でいっぱいです。
ワルプル良かったよ〜♪
posted by おロシア人 at 06:28| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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