2010年08月30日

8月30日 本日のお名前

気がつけば8月ももう明日で終わりです!
早いなあ。

本日8月30日は
ウリヤーナ/Ульяна ミロン/Мирон パーヴェル/Павел
キプリアン/Киприан アリピイ/Алипий エヴティヒアン/Евтихиан
レヴキイ/Левкий パトロクル/Патрокл ストラトン/Стратон
フィリップ/Филипп フィルス/Фирс コロナット/Коронатの日です。



Ульяна:ウリヤーナ
語源:ラテン語。古代ローマの氏族名「ユリウス」
古形:Юлиана/ユリアーナ Иулиана/イウリアーナ
意味:古代ローマの氏族名ユリウスから派生した男性名ユリアンからできた名前。
愛称:ウーリャ:Уля, ウリャーハ:Ульяха, ウリャーシャ:Ульяша,
リャーナ:Ляна, ヤーナ:Яна, ユリアンカ:Юлианка, ユーリャ:Юля,
リアンナ:Лиана, アーナ:Ана
名前の日のいわれ:殉教者聖イウリアーナ(聖ユリアナ)の記憶日。
ローマ皇帝ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス(在位270〜275年)統治下、プトレマイダ(ギリシャの北部)において、273年兄弟の聖パウロとともに殉教。
ほかの言語での名前など:
ユリウスはパトリキ(貴族階級)の中の氏族名のひとつで、ユルスの末裔と言われています。ユルスを通じて女神ウェヌス(ヴィーナス)に繋がる家系と主張しているわけです。
ユルスはアスカニオスの息子とも、あるいはアスカニオス自身の別名という説もありますが、このアスカニオスがアイネイアースの息子にあたります。
アイネイアースは叙事詩『アエネーイオス』に主人公として描かれた人物。
トロイ王家のアンキセースと女神アフロディーテー(ウェヌス、ヴィーナス)との間に生まれたとされています。トロイア戦争ではトロイ側の武将として活躍し、王子ヘクトルに次ぐ武勇を挙げたと言われています。
トロイア滅亡後にイタリアに逃れて後のローマ建国物語に関わります。
(それはまた別のお話なのでここでは割愛しますが。。。)
古代ローマでは彼の「敬虔」が強調され市民に愛されていました。

Мирон:ミロン
語源:古代ギリシャ語の滲み出る香気(聖油・香油)、香り高いを意味する言葉から
古形:Мироний:ミローニイ
意味:香油、聖油
愛称:ミローンカ:Миронка, ミローハ:Мироха, ミローシャ:Мироша,
モーシャ:Моша, モーニャ:Моня, ローニャ:Роня
名前の日のいわれ:殉教者ギリシャのアハイア(またはアカイア)の長老聖ミーロンの記憶日(250年)。
聖ミロンはローマ皇帝デキウス(ガイウス・メッシウス・クィントゥス・トラヤヌス・デキウス 在位249〜251年)のキリスト教弾圧のもとで殉教。
デキウス帝はローマの古代宗教を復活させようと、キリスト教を組織的に弾圧しました。
その他:最近ではあまり流行っていないお名前のようでえすが、とても良い名前、子どもに恵みのある名前だと、こぞって子どもの命名サイトに載っていたりします。よっぽど演縁起の良いお名前なんでしょうね。

Павел:パーヴェル
語源:ラテン語の形容詞「小さな」。ローマの家族名「パウルス」。
意味:小さな、可愛らしい
愛称:一般的なのはパーシャ:Паша,  パーヴリャ:Павляなど
パーヴェルカ:Павелка, パーヴリク:Павлик, パヴルーニャ:Павлуня, パヴルーシヤ:Павлуся,
パヴルーハ:Павлуха, パヴルーシャ:Павлуша, パーヴリャ:Павля, パヴリューカ:Павлюка,
パヴリュカーシャ:Павлюкаша, パーシャ:Паша, パシューニャ:Пашуня, パシュータ:Пашута,
パシューハ:Пашуха, パーニャ:Паня, パニュータ:Панюта, パニューハ:Панюха,
パニューシャ:Панюша, パニャーシャ:Паняша, パーリャ:Паля, パリューニャ:Палюня.
名前の日のいわれ:250年にきょうだいの聖ユリアナとともに殉教した聖パウロの記憶日
ほかの言語での名前など:英語圏のポール、ドイツ語圏のパウル、ギリシャ系のパウロス、
イタリア語圏のパウロ、スペイン語のパブロなど。

Киприан:キプリアン
語源:ギリシャ語のキユプリアキΚυπριακήから。キプロスのこと。
古形:Куприфн
意味:キプルの、キプル島出身の(キプルはキプロスのロシア語表記)
キプロスそのもの語源は、古代ギリシャ語のイトスギ(kyparissos)由来説と、同じく古代ギリシャ語の銅(Chalkos)由来説の2つあり、両者とも古来よりキプロスで多く産出されていたものです。
銅という単語の語源にもなっています。英語のcopperやラテン語のcuprum(元素記号のCuも)など。
名前の日のいわれ:ニコメディア(現在のトルコ、イズミール)聖キプリアンの記憶日(303年)。
303年のディオクレティアヌス帝(ガイウス・アウレリウス・ウァレリウス・ディオクレティアヌス)によるキリスト教迫害の殉教者のひとり。
改宗者には概ね寛大な処置がなされたけれども、公然と反抗したものに対しては容赦なく処刑。キプリアンはストラトン、フィリップ、エヴティヒアンらとともに殉教。

Алипий:アリピイ
語源:ギリシャ語
古形:Алимпий/アリムピイ  Алипат/アリパット
意味:悲しみのない
名前の日のいわれ:キエフ・ペチェルスキー修道院(洞窟修道院)の修道士でイコン美術家の聖アリピイの記憶日(1114年)

Евтихиан:エヴティヒアン
語源:ギリシャ語の幸運な人を表す言葉からきている、古代ローマの家族名エウティキエスから
意味:エウティヒエス(エウテティキエス)の子孫の
名前の日のいわれ:ニコメディアの殉教者聖エウティヒアンの記憶日(303年)。
ディオクレティアヌス帝による犠牲者の一人。

Левкий:レヴキイ(レフキイ)
語源:ギリシャ語の白 Λευκό から
古形:Левкей/レヴキイ(レフキイ)
意味:白い
名前の日のいわれ:殉教者聖レヴキイの記憶日。
聖レヴキイは、聖フィルス、聖コロナットとともに、ローマ皇帝デキウス(ガイウス・メッシウス・クィントゥス・トラヤヌス・デキウス 在位249〜251年)のキリスト教弾圧のもと殉教。
デキウス帝はローマの古代宗教を復活させようと、キリスト教を組織的に弾圧しました。
このレヴキイ、聖フィルス、聖コロナットのところで出てくるカエサリアが曲者で、
だいたいの資料にこの3人は
「ヴィフィニアのカエサリア」と「アポロニア」の聖フィルスたち、
と出てくるのですが、そのカエサリアがねえ。
トルコのカイセリなのか、シリアのカイセリなのか、パレスティナにあったカイセリなのか、アルジェリアの現シャルシャールのことなのか、ちっともわからない。
むしろ上の4つのカエサリアならば、素直にそのように書くと思うんですよね。
ヴィフィニアのカエサリアと書いてあるならそれを信じるしかないわけで。
カエサリア、つまりカエサルの町(シーザーの町)なんてほかにも沢山あっただろうし。
ヴィフィニアはビテュニア(小アジアにあった王国、ローマの属州)のことで、
まあそこにだってカエサリアという街があったとしてもおかしくはない。
さてしかしそのカエサリアがアポロニア(アルバニア)に近いかというと、、、遠くはないけども近くはないよなあ、と。それともアポロニアがほかにもあったのかも。

Патрокл:パトロクル
語源:ギリシャ語の父の誉れ
意味:父の栄光、誉れ
パトロクロスはギリシャ神話、トロイア戦争の登場人物。
アキレウスの竹馬の友とも言われています。パトロクロスがヘクトルに討たれたことにより、参戦を渋っていたアキレウスがトロイに乗り込み、命を落としたと伝えられています。
名前の日のいわれ:ガリア(現フランス)のトゥルア(トロワ)の殉教者聖パトロクロス(聖パトロクレス)の記憶日。(275年)
ローマ皇帝ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス(在位270〜275年)に
「あなたはこの世に富と宝を多く持っているけれども、天上に宝を持ってはいません。
キリストを信じない者には天国での至福を得ることはできません。」と語ったことで有名です。

Стратон:ストラトン
語源:ギリシャ語の兵士 Στρατιώτης
意味:戦士、闘士
名前の日のいわれ:ニコメディアの聖ストラトンの記憶日。
303年のディオクレティアヌス帝(ガイウス・アウレリウス・ウァレリウス・ディオクレティアヌス)によるキリスト教迫害の殉教者のひとり。

Филипп:フィリップ
語源:ギリシャ語のフィリッポス Φίλιππος
意味:馬を愛するもの
口語形/俗語形:Филипий:フィリピイ
愛称:フィリープカ:Филипка, フィーリャ:Филя, フィリューハ:Филюха,
フィリューシャ: Филюша, リーパ:Липа
名前の日のいわれ:ニコメディアの聖フィリポの記憶日。
303年のディオクレティアヌス帝(ガイウス・アウレリウス・ウァレリウス・ディオクレティアヌス)によるキリスト教迫害の殉教者のひとり
ほかの言語での名前など:フランス語のフィリップ:Philippe, 英語やオランダ語のフィリップ:Philip, Phillip
ドイツ語圏のフィーリプ:Philipp,イタリア語のフィリポ:Filippo, スペイン語、ポルトガル語のフェリペ:Felipe など。

Фирс:フィルス
語源:ギリシャ語
古形:Фирс:フィルス フルス:Фурс フルサン:Фурсан
意味:ティルス(ギリシャ神話のテュルソスの杖、キヅタや葡萄の葉などを巻いた杖でバッカスやその従者が持っていた)、祝祭用の錫杖、葡萄のつる
名前の日のいわれ:ローマ皇帝デキウス(ガイウス・メッシウス・クィントゥス・トラヤヌス・デキウス 在位249〜251年)のキリスト教弾圧のもと殉教した聖フィルスの帰国日。
その他:苗字のフィルソフ、フィルソワなど。

Коронат:コロナット
語源:ラテン語のコロナ「冠」
意味:栄誉を勝ち得た、頂上を極めた、冠を頂いた
名前の日のいわれ:ローマ皇帝デキウス(ガイウス・メッシウス・クィントゥス・トラヤヌス・デキウス 在位249〜251年)のキリスト教弾圧のもと殉教した聖コロナットの記憶日。
その他:このコロナットは、同じ時期に名前の残る聖コロナトゥス司祭(旧暦の9月12日、現在の9月25日)と同一人物だろうといわれています。
posted by おロシア人 at 22:16| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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