2010年05月28日

ブリジット・アンジュレのシューベルト&リスト

先日いただいたブリジット・アンジュレ(ブリジット・エンゲラー)の輸入版CD。
(ラ・フォルネお土産だそうです。ありがとう〜♪)

タイトルはHymne an die Nacht(Hyumne a la Nuit)、ノヴァーリスの詩集からとったタイトルなのかどうなのかはわかりませんが、『夜の賛歌』でいいのかな?
(アタクシドイツ語は音楽用語しかわからないし、
フランス語にいたってはごく一般的な単語しかわからない〜)
とりあえずミラーレ(ルネ・マルタンのレーベル)から2007年に出されたアルバムのようです。

Hymne an die Nacht/Hyumne a la Nuit
Brigitte Engerer piano

‐収録曲‐
Franz schubert 

3e Impromptu en bemol majeur opus90 D.899
Kuppelwieser Walzer
mélodie hongroise en si mineur D.817

フランツ・シューベルト
 1・即興曲第3番変ト長調 D.899, Op.90
 2・クッペルヴィーザー・ワルツ
 3・ハンガリー風のメロディ ロ短調 D.817
Franz schubert/Franz Liszt
Transcriptions de Lieder

Der Doppelganger
Die Stadt
Am Meer
Aufenthalt
Standchen
Frühlingsglaube  
Litanie
Der Muller und der Bach
Der wanderer

フランツ・シューベルト/フランツ・リスト
リストによるシューベルト歌曲の編曲
 4・影法師(「白鳥の歌」より)
 5・町(「白鳥の歌」より)
 6・海辺にて(「白鳥の歌」より)
 7・すみか(「白鳥の歌」より)
 8・セレナーデ(「白鳥の歌」より)
 9・春の想い(「3つの歌曲集」より)
10・連祷(「万零節のための連祷」)
11・水車小屋と小川(「美しき水車小屋の娘」より)
12・さすらい人(「さすらい人」より)

Franz schubert
Wanderer-Fantasie en ut majeur opus15 D. 760
フランツ・シューベルト
 ・さすらい人幻想曲ハ長調 D760, Op.15
13第一楽章:アレグロ・コン・フーコ・マ・ノン・トロッポ
 allegro con fuoco ma non troppo
14 第二楽章:アダージオ
 adagio
15 第三楽章:プレスト
 presto
16 第四楽章:アレグロ
 allegro


と〜っても素敵なシューベルトとリストの世界です。
ぶっといガシっとした、懐の深い演奏なんだけども、それでいて繊細で美しい部分は大切にされていて、美しいんです。

3曲目のハンガリアン・メロディーのこまやかな変奏にうっとり。
とかなんとか言いながらも、基本的に激しい曲が好きなので、
7曲目の「すみか」(「わが宿」「仮の宿」「滞在地」と訳されることも)にうるうるしちゃうのですねえ。
全部リスト版の「白鳥の歌」でいくのかと思いきや、いや、それにしたって、いきなりドッペルゲンガー(影法師)からスタートしてるけども、「春の想い」「リタニー」なんかもあって、選曲がなかなか美味しいチョイス。
ってか、この曲順での演奏会なんて素敵でしょうね。

あ、でも、12曲目の「さすらい人」と「さすらい人幻想曲」はセットで聴いたほうがいいのか、それともこういう元ネタのアレンジ同士の並び(シューベルトの原曲のリストのピアノ独奏編曲、それに加えてシューベルト自身による「さすらい人」を「さすらい人幻想曲」へのアレンジ。
ついでに、リストがさらにシューベルトのさすらい人幻想曲をオケ編曲したやつもあります。このCDには入っていませんが。)はコンサートよりもCD向きでしょうか。。。

いくらわたしが大好きなベートーヴェンの「レオノーレ」序曲3曲プラス「フィデリオ」序曲、4曲フルに聴けるかというと、それって、家でのんびりならともかくコンサートホールで耐えられるのか?
ま。。。。耐えられちゃうとは思うけども(苦笑)


ちなみにリストがアレンジした「白鳥の歌」はこんな感じです。
 1町 Die Stadt
 2漁師の娘 Das Fischermädchen
 3我が宿 Aufenthalt
 4海辺で Am Meer
 5別れ Adschied
 6遠い国で In der Ferne
 7セレナード Ständchen6m30s
 8彼女の絵姿 Ihr Bild
 9春の憧れ Frühlingssehnsucht
10愛の便り Liebesbotschaft
11アトラス Der Atlas
12影法師 Der Doppelgänger
13鳩の便り Die Taubenpost
14戦士の予感 Kriegers Ahnung

というように、シューベルトの死後出版された歌曲集「白鳥の歌」とは曲順が全然違います。
もともと「白鳥の歌」そのものが、シューベルトの遺作を出版社が
レルシュタープの詩につけた7曲、ハイネの詩につけた6曲、ザイデルの詩につけた1曲、ひとくくりにして発表したものだから、シューベルトの意図がどうだったのかは、シューベルト本人にしかわからない。

出版された歌曲集「白鳥の歌」は以下の順番。
 愛の便り(レルシュタープ)
 戦士の予感(レルシュタープ)
 春の憧れ(レルシュタープ)
 セレナーデ(レルシュタープ)
 住処(レルシュタープ)
 遠い国で(レルシュタープ)
 別れ(レルシュタープ)
 アトラス(ハイネ)
 彼女の絵姿(君の肖像)(ハイネ)
 漁師の娘(ハイネ)
 町(ハイネ)
 海辺にて(ハイネ)
 影法師(ハイネ)
 鳩の便り(ザイデル)

シューベルトの歌曲集というと、「美しき水車小屋の娘」や「冬の旅」が俄然有名だと思いますが、ピアノ学習者にはどっちかというとリストの編曲した「白鳥の歌」のほうが人気があるんじゃないかなー。どうなんだろう。


CDの解説は日本語じゃないからあんましよくわかんないけども、
録音したところはヴィルファヴァール アン リムーザンみたいです。
モノクロの録音ホールの写真がなかなか素敵。
ウッディな感じがいいですね。
こじんまりとしたホールで、こういうところで演奏会を聴けたら最高でしょう。
録音中なのかリハ中の写真か知りませんが、
ピアノと椅子やらサイドデスクのこもごましたもの真上から撮った写真(アンジュレは写っていません。)がですね、これまたかわいいというか、、、
ちっこいテーブルにおやつなのか?葡萄なのかベリー類なのか、3皿ほど置かれていてですね(その横にミネラルウォーターらしきペットボトルが寝かせてあるのですが、しかし、床にはワインボトルも置いてあるような。。。)、
ブリジットおばさんの録音風景が目に浮かぶようでありますよ。
posted by おロシア人 at 07:49| Comment(2) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

こんばんは!
このCDはラ・フォル・ジュルネのシューベルトの年に購入しました。「夜の賛歌」まさにその題名のコンサートが夜の8時過ぎから始まりました。小さいスタジオで、夜に、大人のための、とても言葉では表せない至福の時間でした。
今年の特集はショパンでしたので、エンゲラーさんのノクターンを堪能しました。素晴らしかった。

>ぶっといガシっとした、懐の深い演奏なんだけども、それでいて繊細で美しい部分は大切にされていて、美しいんです。
まさに!わたくしもそのように聴きました。
そしてこのCDを聴くと踊りたくなるのですよ。
ひっそりとね。
それからそれからそれから。。
いろんな夢想に遊べますね。
Posted by 人見知り王子ファン at 2010年05月29日 22:27
メールボックス帽子人見知り王子ファンさん。
どうもどうも、Большое спасибо でした〜♪
ちょうどお誕生日近くだったので、脳内では勝手にバースデー祝いに変換されてます。
ラ・フォルは行きたい行きたいといううちに毎年逃しておりますが、国際フォーラムのショップでラ・フォル関係のポストカードだけはやたらと買ってますうっしっし
あ、あのショパンの絵はニェ リュブリューですけどもね!

ほんとに密やかな夜のお楽しみです。(わたしの夜は皆さんの夕方ですが…)素敵なCDをありがとうございました。
Posted by るーすかや at 2010年05月31日 05:03
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